初心者向け 作曲のやり方とコツ!何も思い浮かばない時の対策【ボカロ/バンド/DTM】
バターサンド(@TabutterSo)です。
曲を作りたい!というDTM初心者やボカロで曲を作りたい人、バンド初心者の方向けの「曲作りの方法」についての記事です。僕の曲作りの際の考え方でもあります。
1曲を完成させるのって結構大変です。なのでなるべく簡単に1曲完成させられる事が出来る方法をお伝えしたいと思います!
手順を追って書いていこうと思います。
どんな曲を作りたいか決める。
まずどんな曲を作りたいか決めましょう。これが一番大事です。ここで決めた「こんな曲にしよう!」= ゴールです。
たとえば料理する時には、作りたいメニューを決めてから作り始めますよね。何も決めずに包丁を持っても料理はできません。
僕もなんとなくギターをもって「ポロローン♪」とやってみるものの、全然なにも思いつかない!ということがよくあります。結局なにが作りたいのかハッキリ決めないまま楽器を持ってもダメです。時間ばかりが過ぎていきます。
「ゴール」の決め方
作曲は料理と似ていて「レシピ」を見れば良いんです。
「〇〇みたいな曲を作ろう!」
これでOKです。つまり「誰かの曲を思いっきりマネする」。パクりましょう。ゲス極の あなた以外あなたじゃない みたいなのを作る!とか、perfumeのチョコレイトディスコ!とか、supercellの君の知らない物語とか、米津玄師の…とか一番好きなので良いです。
誰かの曲 = レシピ です。
どんどんパクりましょう。パクると言うとちょっとアレですが「コピー」でなければそれはオリジナル。歌モノだったらそもそも歌う人が違うんです。同じにはなり得ません。コード進行なんかじゃんじゃんパクってください。パクるという言葉に抵抗があるなら「オマージュ」「インスパイア」などに言い換えて大丈夫です。
パクったら叩かれるんじゃないか?
可能性はあります。でもその叩いてくる人達って、高確率で同業者(バンドだと他のバンドの人とか)です。リスナー目線で考えて見てください。好きだと思った曲が何かのパクりだったと気づいたらそのアーティストを嫌いになります?僕はならないです。
むしろ「うまくパクったな〜」と嫉妬すら感じます。
うまくパクるコツ
パクるのは良いけど、出来ればパクったって気づかれたくないですよね。どういう時に人は「パクリだ!」と思うでしょう。
それは「ボーカルが似てる時」です。一見、作曲とは関係なさそうですが、例えば、バンプオブチキンみたいな歌い方でバンプオブチキンっぽい演奏をすると「あ!バンプのパクリじゃん!」と言われやすいですね。
バンプはよくネットでネタにされている「オウイェ〜!アハーン!」が特徴的ですが、例えばこれをパクる場合、まずボーカルの声が似ていない必要があります。そのうえで「オウイェ〜!アハーン!」ではなく「よっしゃー!キター!」とか(例えばですよ。ダセーとかいわない)別な言葉に変えます。
「メロディ」「コード進行」「テンポ」「アレンジ」「曲構成」「リズム」が似ているだけなら「似てるな〜」くらいで済みますが、そこに「ボーカルの声」「歌い方」「歌詞」が合わさると「パクリ」っぽくなってしまい叩く奴らが現れます。これさえ気をつけておけば「パクリだ!」と言われるのを恐れる必要はありません。
まずサビのメロディを作ろう
ゴールが決まったら実際に曲を作り始めます。まず「サビ」の歌メロを考えます。何度も言いますが、パクリでOK。メロディ作りのコツというか個人的に以外と盲点かなと思ってるのは「意外と同じ音が連続するメロディ」がキャッチーだったりすることです。
サビのメロディから作った方が良い理由
僕的にはサビメロから考えるのがオススメなんですが、続きを考えやすいって所が最もオススメポイント。より早く完成に近づけます!
サビメロから作る理由まとめ
・一番聞かせたいところだから
・メロディが思いつきやすい
・メロディをイントロとかに使いまわせる
・続きを考えやすい!
イントロを作ろう
サビの後ってイントロに戻る曲が多くないですか?なのでサビが出来たらそれに続く(続いてたらカッコよくね?と感じる)イントロを作りましょう。
イントロが出来たらAメロとBメロを作る
AメロとBメロは歌メロが思いつくならそのまま進めましょう。思いつかない場合はコード進行だけ先に作ってください。コード進行はパクリでOK。パクリを繰り返すことで、よくあるコード進行が段々身につきます。ネタに困ったらパクリましょう。
Aメロが思いつかなかったらBメロから作りましょう。「サビ前にこういうのがあったらカッコいいかも!」って考えると思いつきやすかったりします。とくにサビの直前なんかは、盛り上げるための「キメ」(ダダッ♪とか伴奏だけ止まったりするアレ)とか、ストリングスが駆け上がるとか、色んなパターンありますが、こういうのもどんどんパクりましょう!
ワンコーラス出来たら間奏とCメロを作ろう
イントロ、A、B、サビでワンコーラスです。
ツーコーラス目はワンコーラス目の繰り返しでとりあえずOK。ツーコーラス目のサビの後に間奏とCメロを作りましょう。Cメロ➡︎間奏 でもいいし 間奏➡︎Cメロ の順でもOK。間奏/Cメロパートはこの後に来るラスサビ(「大サビ」の方が一般的な呼び方かも)をさらにドラマチックに聞かせるための「溜め」です。Bメロを作る時と考えかたは同じで、最後のサビ前にどんなのがあったらカッコいいかで考えます。
そうです!パクりましょう!!
ラスサビ、アウトロを作ろう。
ラスサビ
最後のサビは、間奏/Cメロがテンション高めだった場合はテンション下げ目のアレンジ、逆に間奏/Cメロがテンション低めだったらサビはテンション上げるという感じにしましょう。ドラマチックになります。
「転調」するのもよくありますが、別に転調しなくても問題ないです。この辺もパクりポイントなので、パクれそうならパクっときましょう!
アウトロ
基本的にイントロと同じにしておけば変なことにはなりません。最後、曲が終わるとこだけ終わり方を考えましょう。よくあるパターンは「ダン!!」と余韻なく終わるタイプと、「ジャーーーーーーン……」と余韻を残すパターンです。ネタ元(パクる曲)と同じでOKですし、好きな方で良いです。実はもう1パターンあって「フェードアウト」するパターンです。最近流行らない(気がする)のと、バンドだとライブの時困るので、どーーーーーーしてもいい終わり方が思いつかない場合以外はやめた方が良いです。良いことは何もありません。
全体の流れを確認しよう。
1曲のメロディと構成はこれで完成です。あとは細かいところを詰めます。詰めるポイントはいくつかあるのですがオススメは「2コーラス目のAメロ、Bメロを考え直す」です。1コーラス目とちょっとだけ違う感じにします。ワンコーラス目では音程が下がるメロディだったところを上がるメロディにするとか、Aメロの長さを半分にしてみるなどです。ここもパクる。ツーコーラス目がワンコーラス目と全く同じだと聴いてて飽きるので、変化をつけます。
演奏で変化をつけるのもアリなのでドラムのリズムパターンを変えたり、ギターの弾き方を変えるとか、色々な方法があります。とにかくワンコーラス目と変化をつける。これが大事です。
これでだいたい完成
あとは作りたいサウンド(バンドサウンド、テクノポップ、ポップス系など)に合わせてアレンジを考えます。曲を作っていく段階でなんとなく決まっているアレンジ(ドラムは8ビートにしよう!とか、ここは静かにしよう!とか)もあると思いますし、そもそもネタ元の曲があると思うのでそれをパクったアレンジにしていきましょう。
歌詞
僕は歌詞を書くのが苦手です。歌詞はパクるとすぐバレます。バンドならボーカルが書くのが良いと思います。DTMやボカロなどの場合は、歌詞は外注するのもアリです。ココナラ で依頼してもいいし、コネがある人は是非それを活用しましょう。
コピーするからオリジナルがつくれる
そもそもの話になっちゃいますが「コピー」しないとオリジナル曲は作れません。
別に「耳コピ」じゃなくてOKです。ギターやピアノが弾けなくてもいいです。楽譜見ながらDTMでMIDIの打ち込みができれば大丈夫です。1曲でも良いので「コピー」してから曲を作った方が、完成度は間違いなく上がります。
そして1曲作って終わりじゃないですよね?沢山作るには「引き出し」が必要です。例えば「2コーラス目のAメロのアレンジ」の引き出しがないと毎回同じ様なアレンジになってしまいます。パクれパクれと何度も言いましたが冗談ではなく、要は勉強しようということですね。最初はほとんどコピーみたいな曲でもいいから、ここまで書いた事を意識しながら沢山曲を作りましょう!
まとめ
・どんな曲をつくるのか「ゴール」を決めよう
・サビ➡︎イントロ➡︎A/Bメロ➡︎間奏/Cメロの順に作ろう
・パクれ!